2007年11月13日火曜日

「後期高齢者医療制度」の学習会より。 その8

 後期高齢者医療制度の根底にある考え方とは。現在、後期高齢者人口は1300万人と言われております。団塊の世代が75歳以上になる2025年には、2500万人になると推定されています。ほぼ倍の人口になります。
 いま後期高齢者が使う医療費は年額10兆円強、人口が倍近くに増えれば、医療費も倍になります。75歳以上の人口がふくらんでも、国や企業の負担を増やさない仕組みとなっています、それが後期高齢者医療制度の狙いです。「高齢者の心身の特性にふさわしい医療制度を」と政府が宣伝していますが、それならば、いろいろな病気を複合的に持っている高齢者が元気に過ごせるよう、医療に手間もお金もかけることこそが必要だと思います。
 ところが政府は逆に、「高齢者は複数の医療機関を受診し、検査や投薬が重なる傾向があるから、それを抑えたい。」「病院で最後を迎える人を出来るだけ少なくし、自宅で看取る割合を増やしたい。」と考えて、様々な施策を考えています。

 具体的な中身は次回へ紹介します。

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