2007年11月14日水曜日

後期高齢者医療制度の学習会 その9 もう制度そのものを撤回するしかありません

 前回の続き。様々な施策とは。療養病床の削減が行われます。療養病床とは、慢性的な病気などで長期治療を必要とする患者が入る病床です。主に急性期の患者を扱う一般病床とは区別され、療養病床では医師や看護士などの人員配置も少なくてよいとされています。
 厚労省は、療養病床に入院する高齢者の負担を大幅に引き上げた【食費と水道光熱費の全額自己負担】だけでなく、社会的入院をなくすという名目で、療養病床を大幅に削減することを決めています。削減計画は、2012年3月までに全国で38万床あるベット数を15万床にするということです。これは高齢者の入院するベット数を減らし、自宅看護を求めてきます。
 まだまだ最悪な施策を検討しています。フリーアクセスの制限で、今はどこの病院に行くかは、原則として患者が自由に選べます。それを主治医の指示なしには出来ないようにしょう、1ヶ月にかかれる回数を3~4回に制限しようというのです。さらに、風邪などの「軽い」病気を、医療保険から外すことも検討されています。
 
 これだけでも、後期高齢者医療制度そのものを撤回するしかありません。
 
 次回で最後になります。

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