2010年7月17日土曜日

7月 17日 晴れ 参院選の結果について投稿者なりの分析

 参院選の結果について、投稿者なりに深く分析をしてみたいと思う。

 今回の参院選の一大争点は「消費税増税問題」であった。民主党政権の敗因も、菅首相のブレにぶれまくった消費税増税発言の二転三転の言い訳発言が多くそこにあったと思う。自民党も民主党よりも消費税増税発言を最初に打ち出し、かなり小選挙区で勝ち抜いたものの、昨年の総選挙時、そして前回の参院選時の得票数よりも、かなり得票数を減らしている。これは完全なる敗北である。

 国民の民意は確かに「消費税増税反対」であった。
 ではなぜ一貫して消費税増税に反対している日本共産党や、反対を訴えた社民党(将来的に増税を容認している政党。辻元議員の発言で明確に。)に票が集まらなかったのか。

 今参院選は、みんなの党の一人勝ちのようであった。

 世論誘導で力を発揮してきたマスコミの動向を注意しなければならない。大本営化しているマスコミ報道はどうだったのか。御用経済評論家は「ムダを削り、もう削るところが無ければ、それから消費税増税へとお願いすべき!」「消費税を社会保障の目的財源化と明確にする!」「ギリシャのようになったら大変になる!」など、言い続けてきた。

 この背景から「消費税を増税する前にやるべきことがあるだろうが!」と、みんなの党のこのフレーズが国民の心をわしづかみをしたのだろう。

 この事から、消費税をめぐる世論調査でも、増税「反対」と「賛成」が拮抗していた。これは今までにない現象である。国民は色々と考えている。国民の意識はそう単純なものでは無くなってきている。

 日本共産党の論戦は確かに正論だと思う。しかし、議席数・得票数を後退させた。なぜなのか。やはり主体的な問題が大きいと思う。やはり支持を広げるには、国民の目線で、国民の感覚で、国民の言葉で、政治を語らなければダメだと思う。咬み合わなければ支持は広がらない。
  
 投稿者は日本共産党には頑張って欲しいと強く思っています。私たち民商と一緒に中小業者の切実な要求実現に向け、運動をともにしているだけに!思わず辛口な投稿となりました。

 

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